FGP
<英語・別名称>Factory Gate Pricing
直訳すると「工場直渡し価格」になりますが、現在大手小売業が進めているメニュープライシングの1つであり、「着荷主(この場合は小売業)が製造工場まで取りにいく物流」のことを指します。
小売業が、製造工場から小売店舗までの物流を自社主導で行うことにより、店着価格制に比べ、仕入れ価格を安くすることができます。
小売業ではありませんが、自動車メーカーが調達部品をミルクランで取りにいくのも、FGPの一形態ということがいえます。
貿易取引の世界では、工場渡しは「EXW」(Ex-works Price)と言い、工場から先は買い主が負担します。つまり、FGPに相当します。これに対して店着価格は「CIF」(Cost Insurance and Freight)、運賃・保険料込み(売り主が負担)に相当します。